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 えるね様リクエスト 


ミノアにて。。
〜 Izmir & Carol 〜


ミノアの祝祭の始まる朝のこと。。
キャロルちゃんは昨日の『月のしずく』も抜けて気分転換にお庭をお散歩していました。

「おお姫。よい朝であるな。」
「い、イズミル王子!!ちょっと。。あのっ。。手を離してください!」
「庭に散策に来たのであろう。もう少しゆっくり歩こうではないか。」
「お、お1人でどうぞっっ。(じたばた)」
「・・・・そう邪険にいたすな。宮殿まで戻るならどのみち同じ方向だ。帰るなら部屋までおくろう。」
「・・・・・」

しかたがなくエスコートされるまま宮殿に向かおうとした時
『ゲ〜ロ ゲロゲロゲロ〜っっ!!』
「きゃぁぁっ!!!」
「おっと。。。」
「な、な、なに今の?」
「カエルだ」
「か、カエル?」
「このあたりの島々に生息している大青ガエルだ。(←さすが諸国雑学に詳しい博識なる王子!笑)」
「いやんもうっこんなに近くでびっくりするじゃない。おどかさないでよ・・・・・(ほっ)・・あ・・・!」
「さて、まいるか。(上機嫌)」

キャロルちゃん、驚いた拍子に反射的に王子の胸元にすがりついておりました。
こんな『素』のキャロルちゃんに触れてもらったのは王子にとって初めての事。
王子様の甘く、嬉しいミノアでの思い出です。。。。。

えるね様このたびは650000HITおめでとうございました。
いただいたお題は 『イズミル王子様の幸せ計画推進』 
え〜っと。。具体的には33巻のミノア王宮の宴でキャロルをエスコート(!?)する王子でしたが、
あの宴でのエスコートはどう考えてもキャロルちゃんが構えた状態からくずせそうにありませんでしたので、
ちょっと時間を34巻頃にして祝祭直前の朝という設定にさせていただきました。
こんなほのぼの幸せぐらいでしか報いてあげられませんでしたが。。。 お気に召していただけましたら幸いです。