BACK

新婚さ〜ん! いらっしゃ〜い♪


もしも・・二人がテレビに出たら・・・の
完全な『阿保パロディ』です。軽く軽〜く読み流してくださいマシ。<(_ _)>


***********************



『 新婚さーん!いらっしゃ〜い♪』



(オープニングBGM)
ちゃりらっちゃりらっちゃりらった〜
   ちゃりらっちゃりらっちゃりらった〜♪

マミーちゃん: みなさーん!こーんにちは〜!!
師匠: 本日も素敵なカップルの楽しいお話を伺いましょう。

マ:では早速本日のカップルのご登場です。
  本日は「超・スペシャル」なカップルにおいでいただきました〜!!
  どうぞ〜♪


(場内どよめき)
    おぉぉぉ〜っっっ!!
        きゃ〜っっ!!!



(手をつなぎスタジオ内に現れる二人。)



マ:ようこそいらっしゃました。

師:・・・なんやエライ外人さんらがきてしまわはりましたぇ(汗)
  なんですのん?その衣装・・・・

マ:まずはお名前とお年をどうぞ。

M:名はメンフィス・・・年は20だ。

C:妻キャロル・リード 18です♪

師:…ほ〜、…で、旦那さんは何してはる人なん?

マ:師匠!聞くまでもないでしょう?

師:いや、ほら、そーはゆぅても決まりやさかい。
  一応ちゃんと聞かなあかんやろ。
  …ということで、あんたさん・・えーとメンフィスさんの職業は?

M:わたしはファラオだ。

師:は〜、「ファラオ」・・・ね。
  あの〜・・・一応、これ、日本の関西番組やさかい、年齢の高〜いお年寄りも非常に多いんで
  カタカナ職業わからんいう人おおいんですわ。
  「ファラオ」っちゅうのは何なんかちょっと詳しい説明してもらえませんやろか?

M:(何気に不機嫌)・・・・

C:あの、「ファラオ」って古代エジプトの国王のことなんです。
  彼、王様やってるんですよ。

マ:キングの事ですよ師匠。KING!!国王陛下!

師:あ、そうなの。って、えぇぇぇぇ!!!まじで「王様」なんあんた!!

マ:理解遅すぎですよ(汗)

師:ほんでそんなズルズル・キンキラキンな恰好してはったんや。
  わしはまたどっかの興行してはる人らかなんかと思ったがな。
  マント振ったらハト出てくるとか・・・(場内笑)

M:無礼な・・(チャキっ)

C:きゃ〜っダメよダメっ!!
  ここは現代の日本よ。銃刀法違反で捕まるわ!

マ:まぁまぁ、落ち着いて下さい。
  師匠もあんまり失礼しすぎるとバックリ切られちゃいますよ!!

師:え〜!! ほな、それホンマモンの刀なんかいな?!


(メンフィス、近くのセットのはりぼて柱を一刀両断の後、鮮やかに鞘におさめる)
どすっ・・・ん


師:ひぇぇぇ・・・
  恐れ入りましてございます。

M:わかればよい。

マ:えぇと・・・あのお・・そ、それでは番組続けさせていただいてよろしいでしょうか?

C:ええ。びっくりさせてしまってごめんなさいね。どうぞ。

マ:では、まずはお二人のなれそめから教えていただけますか?

M:「なれそめ」とは?

師:結婚することになったきっかけですがな。
  どこで出会って・・とか、初めてのチューは何時やったかとか・・

M:出会いか・・・妃との出会いは17の戴冠式の次の日のことであった。

師:ほぉぉぉ!! 王様やさかい、祝賀パーティー会場かどこかでですか?

M:いや、日の出を見に出かけたナイル川のほとりで。

師:ほお、ロマンチックや!ほんで?

M:朝日に輝くキャロルを見て、

師:うん。朝日に輝く彼女を見て?

M:「欲しい」と思った。

師:欲しいって!!! はやっ!!! どて〜っ(椅子ごけ)

マ:師匠!しっかり!落ち着いて!

師:ま、まぁええわ。。(椅子によたよた戻る)
  ほな、国王さんは、彼女に・・いわゆる『一目ぼれ』っちゅうやつにおちいらはってんな。

M:うむ。それで次の日からその近くの村にいると予測して、探し出して連れて帰ったのだ。

師:そりゃまた積極的な・・・

C:積極的なんてものじゃなくて、あれは完全に「誘拐」だったんです。

マ:誘拐〜??

C:私を見つけるために、村中を兵士達を使ってローラー作戦で。
  逃げ切れずに見つかって無理やり宮殿に浚われたんです。

師:犯罪やん・・(ぼそっ)

C:それから宮殿に着いたら問答無用で大勢の人に服を脱がされて

師・マ:ひやぁぁぁっっ!!(大赤面)

C:いきなりお風呂に入れられました。

マ:年頃の女の子にそれはヒドイですよね。

C:そうでしょう?
  無茶苦茶ですよね。
  でも古代だから訴えようもなくて

M:泥だらけであったからてっとり早く美しくさせたまでのこと。

マ:いや、それでもねぇ。
  いきなり複数でひん剥かれたらひきますよ!

C:ほんと、ショックで死にそうでした。
  そのうえ・・・

師:どないしはったん?

C:連れて行かれた宴席の場でいきなりキスしてきたんです!

師:はぁぁ?!

C:「ういやつめ〜」とか言って。お酒強要して、そのままぶちゅーって
  大勢の人がいる目の前で。

師:うわぁぁぁ…(椅子から転げ落ち客席近くまで転げる)

C:それでさすがに私も頭にきて

マ:うんうん

C:おもいっきり平手打ちをかけました。ばしーんっっって。

マ:やっちゃったぁ!

師:そらそーやわな。

C:そしたら・・・なんだか逆効果だったみたいで・・・

マ:へ?

C:そのあと余計に付きまとわれるようになりました。
  四六時中兵士の見張りがつくし、何かあるごとに彼に連れまわされるし、
  一人になれることが絶対になくって・・ほんと大変だったんですよ。

M:逃げようとするからだ。おとなしくしておればそんな必要もなかったがしかたなかろう。

師:無茶やであんさん・・・(あきれ顔)

マ:ずーっと見張りって・・・もしかしてトイレとかも?

C:そうですね。侍女が2〜3人ついてきました。
  今でいうと人力のウォッシュレット係りですね。

マ:ええええっっ!!それ嫌だぁぁ〜っっ

師:ご主人・・じゃない王様、あんたあかんで。ほとんどそりゃ悪質なストーカーやんか。
  相当嫌われとったんとちゃうの?最初の頃は。

M:・・・・うむ。ひたすら逃げられたな。

師:ほら逃げないでか(絶句)で?そんなに嫌がられてて、どーやって振り向いてもらったんですか?

M:・・・よくわからぬ。

師:はぁ?

M:事あるごとに・・ひたすら押し倒して口づけ求愛し続けたが・・・

師:(汗)で、ひっぱたかれ続けたわけかいな?

M:いつもではないぞ。
  あんまり逆らう時は牢に入れたり・・さすがに頭にきすぎて水に落として懲らしめたりした事もあるが。
  そのうち笑いかけてくれるようになって・・

師:(呆れ顔)奥さん、奥さん、・・・あんた「この人」の何が良かったん?

C:何って言われても・・・(もじ)その・・やっぱり強引なところが・・

マ:どう考えてもやってることはアレですよ。
  暴君系・・?

C:なんていうか・・・喧嘩しても言い争いしても・・ドキドキするんです。
  無理やりなようで・・無理やりじゃないっていうのがわかったというか・・・

マ:ほーっ

師:奥さん「マゾ」ちゃうか?
  ほれ、”ビシーっ ビシーっ ああんっもっとぉぉ”!!・・とか言うてはりませんか?
(客席 笑)

C:そ、そんなことは・・・(真っ赤)

M:そういうのが好きなのか?

C:莫迦っ 知らないっ///

師:まぁ、そのへんは家帰ってから好きにじっくり聞きなはれ。
  ずーっと口説いていたんは分かりましたけど、プロポーズは具体的に何かあらはったん?

C:ん〜・・それもなんかずっと言われ続けていたような感じですね。

マ:ずっとって?

C:「妃になれ」「妃になれ」ってもうほんとそれこそ拉致されてからずっと。
  ちゃんと結婚するまで2年ぐらいエンドレスでした(笑)

師:ほー。

C:いきなり背後から抱きついて「愛してる 妃になれ」とか・・
  人目も気にせずディープキスしてくるとか・・

師:おおおお〜! 

C:毎日がかなり激しいプロポーズでしたよ。

師:よっぽど好きやったんやねぇ。

マ:でもそれだけ愛されているっていうのは女性としては嬉しいものじゃないですか?

C:ええ。そうですね。(にっこり)

師:そやけど、さっき2年ぐらいかかって結婚しはったみたいな事いうてはったけど、
  そのあいだずーっと奥さんが拒んではったってことですか?

C:いえ、戦争があったりわたしが怪我したり・・ほかにも色々あって。
  2回結婚式をしたから遅くなったんですよ。

M:結婚したのは出会って1年後ぐらいだ。
  2回目の婚儀でやっと夫婦になれたからな。

師:は???・・・離婚してまた再婚でもしはったんでっか?

C:そうじゃなくて最初の結婚式が中途半端なところで儀式が中断しちゃったんで、やり直しをしたんです。
  それが2回目。だから、ちゃんと結婚できたのは2回目のお式でなんです。

マ・師:へぇぇぇ。

M:王家の儀式は厳格でな。手順を踏まねば正式に妃を娶った事にならぬのだ。
  儀式を終えるまでは宮殿も別でな。

師:伝統ってやつですな。
  ほな、その間は『ちゅー』だけ?

C:ま、まぁそうですね。(照)

師:2年かぁ・・それやったら旦那さんはかなり欲求不満やったんちゃいますか?

M:我慢の限界というやつだな。
  我ながらよく耐えられたと思う。

C:だから・・そのあとが・・・結婚した後が大変で・・・
  毎日離してくれないんです。

師:離してくれないとは?(期待をこめた振り)

C:時間ができたらすぐエッチしようとするんで困ってるんです。
  するときは気を失うぐらい猛烈で・・(大赤面)

師:いや〜!ええやないの。若いうちだけやで。そんなんな。
  年いってきたら抱いてほしいても出来ひんようになるねんから。(会場爆笑)
  いまのうちに心おきなく大いに可愛がってもらいなさい。

M:そなたなかなか良い事を言うではないか。

師:男としてはね、やっぱり幸せに生きて欲しいからねぇ。
  したいときにする、これできたら立派に健康な証拠や。うんうん(少し遠い目)

マ:師匠、師匠!!
  何遠い目をしているんですか!!

師:いやちょっと若いころの自分に酔って・・・

C:でも・・できれば少しは場所っていうものを考えて欲しいんです。

師:何なん?どないしたん?

C:やっぱり外国のお客様の前でディープキスはちょっと・・・

M:・・・何も恥ずかしがることではなかろう。
  我らの仲を裂こうとするものへのよい牽制になっておるわ。

マ:あ、それはわたしも週刊誌とかで見たことあります。
  仲良し国王夫妻のキッスって。素敵でしたよ♪

C:でもそれ10分ぐらいされることもあるんですよ。
  玉座にいるのに。他の事に目もくれず・・・

マ:えええ〜っっ!!10分?

師:10分ずーっと べたべたのチュー?!
  そ・・・それは・・・ちーと長いでんなぁ

C:お客様の方が困ってしまわれて・・・
  目のやり場がないっていうか・・公式行事でそれですから

マ:うんうん。

師:あんさん、嫁さん好きなんはちょっとで分かりますさかい。
  見せびらかしたいんやろうけどなぁ、ちょっとは嫁さんの事も考えて加減したりーな。

M:十分しておるぞ。
  二人きりの時よりずっと簡素だが?(ぶちゅー)

マ:わっ! うわ! 本当に目の前でチューしてますよ!
  どうします?時間計ります?

師:こらホンマかなわん人らやわ〜(汗)
  外国のお人やさけ、まだ見てられるって思いますけど。

マ:美男美女だからできる図でもありますね〜。

師:そやけどこのままやったら話続かへんし難儀やな〜。
  (どんどん激しい抱擁に・・)
  ちょっとちょっと、そこのお二人さん、もうテレビ写せへんやん。
  18禁になる前に部屋戻ろか?
  おーい、スタッフ! 控室に布団用意したって〜 仮眠用のやつあるやろ?すぐにやで〜!!

M:心遣いいたみいる。

師:本気やでこの人・・
  まぁ、宜しいわ。そんなサービスしたことなかったけどな。
  国王陛下やさかい今回は特別や。しっかり子作りお励みやす。(客席笑)

マ:は〜い♪ ではこれからも仲良くお幸せに♪
  古代エジプトのファラオご夫妻でした〜! ありがとうございました〜♪

M:うむ。ではまいるぞ!

C:きゃぁっ!!

(お姫様だっこにして颯爽と退場・客席あたたかい大きな拍手)




師:(後ろ姿を見送りながら)いや〜 ホンマ凄い人らやったな。

マ:そうですね〜。でもすっごいイケメンでしたね。
  カッコイイし若いししかも王様・・・あんな人いるんですね。

師:ロン毛でセレブね〜。往年の時代劇の役者さんみたいでしたけど。。。(笑)
  さあ、コマーシャルの後はハワイ旅行めざして「ラブBOXゲーム」です!




ちゃららっちゃららっちゃららった〜♪
 ちゃららっちゃららっちゃららった〜♪

ずちゃぶんちゃ
 ずちゃぶんちゃっちゃ♪


***********************


超・アホパロディーでした。<(_ _)>
このあと「ハワイ旅行」か「たわし」か・・どっちが当たるだろう・・??
・・・っていうか、当たって喜ぶ二人が想像できないな〜(苦笑)


Fin.







             BACK

© PLEIADES PALACE